命は何のためにある?



「いつもわたしは言っているね。この世のあらゆる生き物はみんな、深い絆で結ばれているんのだと。

人間だけではなく、犬も馬も牛も、トラも魚も鳥も、そして虫も。それから草も木も。命の源は繋がっているのだ。みんな兄弟で平等だ。おぼえておきなさい。

そして、みんな苦しみや悩みを抱えて生きている。もしあなたがたの親や兄弟の中にも餓えで苦しんでいたり、不幸が起こったりしたらどうなる?

あなたの家はつぶれ、あなた自身にも不幸がくるでしょう。自分の不幸を、自分の苦しみを治すことだけを考えるのは心が狭いことだ。自分以外のみんなのことも考えてみなさい。

だれでもいい。人間でもほかのものでもいい。相手を助けなさい。苦しんでいれば、救ってやり、困っていれば力を貸してやりなさい。なぜなら、人間も獣も、虫も草木も、大自然という家の中の親兄弟だからです」


手塚治虫『ブッダ』から




ブッダ (第1巻)
ブッダ (第1巻)
posted with amazlet at 05.07.23
手塚 治虫
潮出版社 (1992/12)
売り上げランキング: 90,997
おすすめ度の平均: 5
5 人間が故の愚かさ、もどかしさ…ブッダ編
5 釈尊仏法の入門書としても最適です!
5 手塚まんがの集大成





SEO対策 ショッピングカート レンタルサーバー /テキスト広告 アクセス解析 無料ホームページ 掲示板 ブログ