11月30日電波望遠鏡衛星「はるか」は、軌道制御用の燃料を放出した上で送信機の停波を行ない運用を終了した(JAXA のプレスリリース) 。なお,軌道が高いことから大気圏への突入処理などは行なわれない。 「はるか」は衛星軌道上からの電波望遠鏡による高精度の電波天体観測を行うための衛星で,1997年2月12日に当時の宇宙科学研究所(ISAS)が打ち上げた。設計寿命は3年だったが,姿勢制御装置の故障で 2003年 10月に観測不能になるまで 6年余に渡り,世界各国の電波望遠鏡と連携して観測を行うVSOP計画に基づく観測を継続していた。
なお、はるかチームは2005年のローレル賞を受賞している。