2005年の総括



恒例の年間映画ベスト10を発表の時期になりました。
たいたい50本ぐらいということで昨年は例年より3、40本少ないです。
見そびれてしまった映画が多いです。

〔2005年のベスト〕

ん、ではまず第10位!
「セルラー」
これは面白かったなあ。B級テイスト。是非ビデオDVDで見てください。
ジャンクムービーの傑作。ボテチ食べながらハラハラドキドキの
あっという間の楽しいひと時を過ごせます。
9位
「バットマンビギンズ」
完成度高し。あらゆる面で水準が高かった。
非の打ち所のないところが逆に問題。
8位
「バタフライエフェクト」
これも凄かったなあ。SFを見事に映像化した。
筒井康隆とか、かつてのSF小説を思い浮かばせる。
いわゆる「リプレイ」ものの、新たな味付け映画。
7位
「クローサー」
胸が苦しくなるような。男と女のすれ違い。考え方の違い。
恋愛とは紙一重のところで始まり、そして終わってしまうもの。
ナタリーポートマンのあの表情が今でも突き刺さる。
「君の瞳に恋してる」の音楽の使い方もすばらしかった。
6位
「ビフォアサンセット」
バリの街並みを歩く夢物語のような作品。
「恋人までの距離」の続編だからこそ評価したい。
恋人がいない人はみるべし。
5位
「大停電のよるに」
群像劇の傑作。日本の映画でこういうアルトマン系の映画が
見れるとは思わなかった。この種の映画は評価されないけど
私は大好きなんです。ほんと1番にしてもいい。
このジャンルでは三谷幸喜がまだまだなので頑張って欲しい。
4位
「ミリオンダラーベイビー」
名作だもん。この使い古された題材をイーストウッドが料理すると
こうなるか。アル意味黒澤を超えたといってもいい。いまだに枯れないし。
見終わった後、もやもやが残る、議論したいと思わせる、深遠なる後味。
アメリカの人種、宗教、家族、生、死、正義、友人、愛、恋人、、、
すべてがある。
3位
「サイドウエイ」
皮肉と人間の心とワインと旅。
ごじゃごじゃに詰まっていて、ごった煮の映画ともいえる。
面白いのかどうか、なんていうんじゃなく。言葉で説明できない。
人間の業。愚かさや楽しさや、、。
日常になさそうで、ありそうな、愛憎哀怒の描き方に、唸りましたよ。
2位
「パッチギ」
井筒監督の最高傑作。
「ゴッドファーザー」の最後に集結されていくラストにも似た見事な展開。
説教臭いところがなければ文句ナシの傑作。
青春にありがちなこと。突っ走ってしまい、失敗しながら、
でも前に進むしかない。思ったとおりなんていかないけど、
それがあるから人生面白い。
後味もよくって、これはお見事というしかない。
1位
「エターナルサンシャイン」
ああ、これを1位にしてしまったか。
複雑な男と女の心象風景を、フラシュバックを多用しながら
解き明かしていく演出にはやられました。
やりきれない恋愛の愚かさ。懲りないのにまた同じ過ちを犯してしまう。
救い様のない魔の手、それが恋愛。それが人の心。
しかし、だから、素晴らしい。
この脚本を書いた人は天才的だなあ。
主演の二人も素晴らしかった。


というわけで2005年の映画のベスト10ですが、まさに今時点で
思いついた感想なので、ころっと変わるような適当な選び方です。
どちらかというと、2005年は本の方が豊作だったようなきがします。

テレビドラマでは「タイガー&ドラゴン」がありました。
なけるドラマでは「1リットルの涙」もありましたね。
ちょっと気になったのは「野ブタでプロでぅース」の微妙な三角関係は
なかなか興味深い描き方でした。

あと「宇宙戦争」や「キングコング」などスペクタクル大作や「電車男」
「交渉人真下」などのなかなかの良作もあったし、ラブコメの
「最後の恋のはじめ方」もスキだったし、「蝉しぐれ」の最後のシーンは
いい余韻だった。

それと「NANA」「シンシティ」などや短館系もいろいろ見逃した。
もっとみないとなあ。
いい映画をみれば見るほどいい夢がみれるような気がするし♪

んじゃ、今年もよろしくネ。


(2006年1月1日)




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