2004年後半映画感想TOP    前半TOPへ



▼次へ 五線譜のラブレター投稿日:12月30日(木)


●五線譜のラブレターみた

ミュージカルや映画音楽の傑作を数多く残した伝説の音楽家コール・ポーターの半生を描いたミュージカル風劇映画。

1920年代のファッション、雰囲気は、同時代を描いた「タイタニック」や「ある日どこかで」に通じていて、見てるうちにいやおうなく引き込まれる。

そしてコステロ、なたリーコール、シェ理ル苦労など超一流のミュージシャンも歌って踊って花を添え、豪華絢爛なる銀幕の世界が映し出される。まるでJAZZbarラウンジで音楽を聴いているような錯覚。

こうしたゴージャスな舞台を背景にして、コールの性、妻との関係が淡々と描かれていく・・。


その一生、たしかに感動なのだけど、起伏が巧く表せてなくて、間延びした感じもした。でも、ひとり音楽に身を任せ、まったりと過ごすにはよい映画だと思う。大人の世界に浸りたいならばお薦め。

芸達者ケビンクラインのお釜チックな演技も冴えてます。酒飲みながらゆっくりと観たい。そんなアダルティな映画でした。ういす。





▼次へ ハウルの動く城投稿日:12月18日(土)


●「ハウルの動く城」みた

おおお!こ、これは、まぎれもなく宮崎駿の脳内探検。まさにこれは、彼の心象風景を表した映画なのでしょう。よくも悪くも彼そのもの、等身大の宮崎駿が描かれているのでしょう。

彼の思考、心の風景のなかを彷徨いながら、あるときは、心地よく、あるときはぐったりとなりながら鑑賞しました。

而して、宮崎駿の頭の中身とは・・・。
少女への思慕、美青年への憧れ、老いに対する抵抗、戦争への嫌悪、菜の花畑への郷愁、浮遊願望、戦後の思い出・・・etc


主人公の少女、ソフィーは宮崎駿に成り代わって旅をする。城の中にあるチャンネルを捻って、テレビでもみているかのごとく、場所を変え、時をも越えて、彼の頭の中を駆けずり回る。

そしてそのいきつく先は、「平和」。
あまりにもシンプルな結末。大人も子供も純粋なものに触れれば、争いなんて意味ないこと。

単純といえば単純な映画なのに、宮崎駿の中を通り過ぎて見てみると、物凄く長く感じ、疲れた。

ともかくも、枯れ枯れの宮崎駿、堪能させていただきました。面白く見させていただきました。

キムタクの吹き替えは、「もののけ姫」の吹き替えの方々などより十分よくやっていたと思います。乱暴でへんなキムタク演技は控えていました。ほっ(笑)


追記)ーーーーーーーーーー

この映画のなかで主人公の少女は一足飛びで老女になってしまいます。女性としての性の喜び・本質的な恋愛の期間が、スッポリと抜け落とされてしまう。

そしてこう思いました。

宮崎は、性を嫌悪しているのではないでしょうか。
いわゆるロリコンと云われて久しい彼ですが、実は彼、宮崎駿は性・セックスに対する恐怖、畏怖、トラウマをもち続け、ずっともがいているのではないでしょうか。

ある意味、この映画は、彼の「性からの逃避」が如実に描かれている映画なのではないかと思うのです。






▼次へ いま、会いにゆきます投稿日:11月29日(月)


●いま、会いにゆきます

うむ。
やさしいやさしい映画でした。
少しまったり感じる出来栄えも、
満面に称える新緑の映像と、
さらさらと聞こえる水の音、静かな雨音が
見ていて心地よく感じさせてくれます。
森林浴で癒されたという感じ。

一般には、泣ける映画とのことでしたが、私はそれほど泣けなかった。ちびりと涙腺にキタけど。

だけど、とっても好きなシーンがある。
両親がキスをしているのを子供がこっそり覗いて
嬉しそうにしている場面だ。
おもわず心がぬくもった。

これは若い女性にお勧めしたい映画です。
物語は「黄泉がえり」に似ているけど、もっとさらりと、もっと淡々に描かれてます。

オッサン一人にはちとキツイ映画だったかな。カップル、食事前のデートに最適ではないでしょうか


PS竹内結子さんは綺麗に取れていました。








▼次へ SAW投稿日:11月19日(金)

●SAWみた

これまた、ヘビー。
オールドボーイと同じように、
理不尽に監禁される人が主人公。

謎解きとゲーム感覚でたんたんと突き進み、
怒涛のごとく強烈な展開、ラストに突き進む。

すんげー!!!
唖然呆然。

なんじゃこりゃ。この監督。初監督?
途中バランスが悪くダレルところもあるけど。
脚本演出ともに、荒削りながら、
間違いなく一線に踊り出る才能です。
次の作品、大期待。

いやはや。これまたグロイ描写があるんで、あんまりお勧めできないですけどセブンとか、キューブとかあたりが好きなら大丈夫。

兎に角、やられました。
監督:ジェームス・ワン
脚本:リーワネル
この才能は覚えておきましょう








▼次へ オールドボーイ投稿日:11月6日(土)


はああ。
もの凄い映画みちまった。
幕が下りても、しばらく立ち上がれない。

こういう重苦しくも、衝撃の余韻というのは、「リリイシュシュ」「ダンサーンザダーク」「セブン」以来だろうか。。

三段オチにも思える仕掛けに、いまだに衝撃を受けています。心の納まりがつかない。一つ言えることは、決して恋人や家族と見てはいけない。注意されたし。


●オールドボーイみた

本年度カンヌグランプリ作。
近年まれに見る傑作です、これは!!

しかし、その荒々しい展開と、肉体的にも精神的にも残酷なるこの物語は決してお勧め出来ない。

とにかく凄すぎる。残酷にも程が或る。
ストーリの都合上、見ようと思う人は
ネタバレしないで見たほうがよいと思います。

精神的にも、視覚的にもエログロが凄いのでR15どころかR24くらいにしたいくらいですです。




ーーー以下ネタバレ感想ーーーー

まず、途中で明かされる疑問「「なぜ、15年監禁したのではなく、なぜ、解放したのか」。の点で驚愕。

犯人であるウジンが苦しみながらも、なんのために生きていたのかという想いが伝わってきて戦慄が走り、

ラスト、自分の記憶を消して娘と生きることを選択するオデスの思いに、やりきれなさを感じる。

しかし、映画が終わり、もやもや霧が晴れない。

反芻するかのように翻ってみる。
さらに思い浮かべてみる。
あの最後の二人の表情を。

そして改めて、打ちのめされるのだ。
違う。記憶は消されていない!
あのオデスの苦悶の表情は、そういう意味なのだ。

雪山で自分達の秘密を知るカウンセラーをも殺し、証拠を隠滅しながらモンスターは生きつづけてしまうのだ。

一方では、オデスの表情を思い浮かべるその裏にミドの表情がある。そしてこういう。
「愛している、おじさん」・・・・。
あのミド表情をどう見るか?

そう。ミドはあの箱の中を見ているのだ!!
あの状況で見てないわけがない。

ミドもまた秘密を知ながら
それでも、そういう選択をし。
尚且つ、オデスも記憶が消えなかった・・・


・・・と、いう解釈も成り立つのだ。
だからこそ、大傑作。あの結末はいく様にも解釈でき、その後の悲劇やその後の物語を想像できる。

もっと考えると、あの現実離れしたラストシーン、いきなりの雪山になんの意味があるのか、すべてが妄想なのか、願望なのか、、どのように考えるかは人それぞれであり、答えはない。



追記)

気がつく人がいると思うけど、オデスという役名は、ギリシャ神話のオディプスの暗喩でありましょう。図らずも父親を殺し、母親と姦通する王の物語。

壮大なる復讐を計画したオールドボーイことウジン。
ウジンの動機が薄い、あんな理由、あんな逆恨みでこんな壮大な監禁,復讐を起こすのは納得いかなないという人もいるだろう。近親相姦
の噂を広めたのは他の人たちで、オデスではないのだ。

しかし監禁したのは決して恨みだけではない。ウジンは愛しては成らない人を、愛し、そして自らの判断で殺した(といってもいいだろう)。その罪の重さに、その過ちに、生きる理由がなくなった。かけがいのない愛するものを失い、自ら生きていく気力と、意味がなくなっていた。

彼は、オデスとその娘の飼育だけが、生きる支えになってしまった。生きがいが飼育と復讐。目的すら忘れ手段に没頭していく・・・。

ウジンは姉と分かっていて彼女を愛した。そして、姉を失った後、同じ状況を作り上げるためにオデスに娘とSEXさせ、そして愛させて、同じ思いをオデスにされる。

近親相姦を目撃し、噂を流した元凶に対し、近親相姦の罪を起こさせる・・生きる意味を求めウジンは彷徨う。

娘との愛に生きるオデスを自らの姉との愛をだぶらせながら、ウジンの哀しみは死しても続いていくのだ・・・。。




-催眠術師を最後に登場させたのは何故ですか?

「オデスが最後に禁断の秘密を知ったとき、彼が選択するのはなんだろうか悩みました。1、ミドに打ち明け去っていく。2、全てを打ち明け親子として暮らす。3、明らかにせず恋人関係で暮らす。という選択肢が考えられます。

ですが、すべて選べっこないですよね。事実を教えるとミドを苦しめることになってしまう。愛しているから彼女の元を去るのは嫌だ。すべての選択肢が不可能であるため、唯一の方法は最初からしらなかったことにする。知らないから、娘だという事実を知る由もない。だから何も知らない状態にしてくれと頼むのです。

催眠術で娘を愛するように仕向けたのをこちらも用い、自分も催眠術で忘れようとする。

実は編集でカットしましたが、ウジンはそのことまで予想していたのです。『自分が死んだら、オデスがあなたを訪ねてくるはずだ』と。催眠術師がウジンに『私はどうすればいいのですか。新たな暗示をかけ、自殺するように仕向けましょうか』と訊ねます。しかしウジンは『こう伝えてください。幸せを願っていると・・・』というシーンでした。

あのラストシーンでは場所がどこなのか、どれだけの時間が過ぎたのか、オデスとミドは一緒に住んでいたのか、別々に暮らしていたのか、そういう説明は一切しませんでした。暗い感じの場所なら、ニュージーランドでも、韓国でも良かったのです。あのシーンは非現実的でまるで夢をみていたかのような感じにしたかったのです。」

-伝えたかったメッセージは?

「オデスはいわばウジンのとばっちりを受けたわけです。つまり実の姉と近親相姦の罪の意識をウジン自身が償うことができないため、外部に的外れな人物-オデスにその矛先を向けたわけです。

復讐を準備する長い期間には、罪の意識、姉の記憶を忘れることができるでしょう。ですが復讐が終わると、自分自身の罪の意識、姉の記憶を思い出すことになり、復讐が終わった時点で生きる目標がなくなったため、死ぬしかないわけです。

言うならば、自分の罪を他人に転嫁しようとする人間の悲しい性を描いたのです」

(キネ旬2004年11月号・
監督パクチャヌク・インタビューから)

オールドボーイのオチに議論あり(ネタバレ)



オールドボーイ詳細







▼次へ 笑いの大学投稿日:11月6日(土)


●笑いの大学、、みた

三谷幸喜の脚本。舞台劇を映画化。

笑いました。笑いました。
さすが役所光司だし、さすが三谷脚本。
評判どうりの佳作!

けれど、映画じゃなくて、本で読んでも、
面白いんだろうな。とか
舞台の方が面白いだろうな。とか
いちいち映画を見ながら思ってしまった。

これが映画初演出の星監督。
少し狙いすぎのショットもあったし、つなぎの部分が退屈感を誘った。やはり手馴れてないという感じもした。

稲垣五郎くんは、うーん、いまいち。
どうも無理がある、というか熱演なんだけど
やはり役者としてなにかが足りない気がする。
なにだか分からないけど。

最後は少しうるっとする展開に、三谷の底力というか、これから泣ける傑作映画を撮る可能性を感じた。
三谷自身で意欲的な作品をとって欲しいものです。









▼次へ 2046投稿日:11月6日(土)


●2046

キムタク、、、悪くはないんだけど、
なんとなく、やりたくない,つまらなオーラでまくり、って感じかした。不満があったのかもしれないけど、映画にその嫌々さ加減が映っちゃってた。

さらには、ツイイーちゃん。
ぬあんあじゃ〜、ありゃ〜。
汚れっぷりが板についちゃって
エロシーンもいいんだけど、あんたそう言うキャラでいくの?中途半端な悪女系にシフトしたの?

もっと可愛く、健気で、瑞々しい役で演技をしてほしいよ〜。

で。やっぱりこれは。
トニーレオンをみる為の映画でした。
艶っぽくて、相変わらずの天下一品の役者です。
ただ、トニーの哀しみを描いた映画なのに
前作の「花様年華」みておかないと、
その辛さ、悲しみが伝わらないでしょう?
前作を見ておかないと、本質の部分が、わからないはずだよね。「2046」みただけだと、ただの冷たい男にしかみえない。もったいないなあ。

ちょっとみただけじゃ、ヲンカーウエィの失敗作。。。っぽいんだけれど。
私には、大丈夫でした。
恋を失う辛さが、特有の映像を伴い、みつしりみつしりと描かれていて、胸が痛くなったよ。心に響いたよ。

人にはお勧めしないけど、このトニーの辛さを感じられるかが、この映画の評価の分かれ目なのだろうと思う。








▼次へ モンスター投稿日:10月19日(火)


●モンスター

こりゃあ、シャーリーズ世論に尽きます。

これでオスカーとれなかったら、どれでとるのよっていうぐらいな演技です。鬼気迫る、超絶したモンスターに変身してます。みれば分かる、誰もが驚愕、彼女に関しては言葉がないです。

では映画はどうか。
これが、どうにもあっしには合わなかった。
凄まじいお話だとは思うけど、全てに違和感。

同性愛。連続殺人。レイプ。逃避行。暴力。売春。
裏切り、哀しみ,,etc

なんだか。ダメだったなあ。
あまりにもかけ離れた世界すぎて。

もっというと、シャーリーズ世論があまりにも凄すぎて、周りが浮いてしまっていたようにも思えた。

世論を見るための映画であるから、それはそれでいいのかな。他の俳優もなかなかの演技していたけど、セロンの前では、アッという間にかすんでしまった。世論がやりすぎにも思えちゃう。

ならば。あえて、言わしてもらいます。
クリスティーナ立地のぬぎっぷりの悪さ。
許しがたし。(大袈裟ですいません)

世論があれぼどまでにセルライトつくってまで肉体つくってB地区晒して脱いでいるんだから、立地もずっぽりと脱いでくれないと。バランス悪すぎます。

でもまあ、それはそれでいいとして。
最後はせつな苦しく泣かせてくれて、考えさせられる映画だとは思うけど、やっぱり違う世界、違う考え方すぎて、感情移入できなかった。

音楽も、歌詞とかに意味をこめている?ようだけど、合ってなかった気がした。ジャーニーのドンストップビリービン♪て、やっぱ違うよなあ。

意見は分かれると思います。
こういう意見もあるということで許してクレイ。
少なくとも、セロンの演技だけでも、見る価値ある映画であるとは思います。或る意味衝撃映像ですよ。






▼次へ SURVIVE STYLE 5+投稿日:10月2日(土)


原宿あたりのセレクトショップのお兄さんが、勢いよくお勧めしそうな、それでいて見に行ってみるとポカーンとしてしまいそうな、サイケでポップでカルトな実験ムービー。


●サバイブ・スタイル5+

うへぇ。とんでもない映画だな、こりゃ。

シュールなショートコントのようなものが、5つのシチュエーションで、群像的に描かれ、淡々と進んでいく。

それはもう理解の範疇を超え、感性と感覚的なものでしかない。B級というかZ級のテイスト。右脳を刺激する感じ。

浅野、岸辺、小泉今日子、阿部ヒロシ、それぞれがとんでもない怪演、名演技を繰り広げる。それに対抗するかのように普通ありえない演出。

で、ずんずんと見ていくと、浅野忠則と死なない女のエピソードに、次第に不思議と切なくなってくる。哀しみとおかしみ。

それは催眠術で鳥になった夫のエピソードでも感じられてくる。

そしてエンディング。
もしかしてこれは傑作なのかもしれない。理屈じゃない。ちょっと感動しちゃっているし。うるっと。

理解不明。説明不能。
サイケで、おしゃれで、ゴージャスで、
ハデハデな色使いと発想が織りなす映像世界。

狂気の天才CMクリエイターの
作ったスプラスティックムービー。

当然、人を選ぶ映画で、お勧めはできないけど、ふわふわした感じで映画館を出て行けたことだけは確か。なんなんだろうね、これは。

企画・原案・脚本の多田琢と監督の関口現の電通コンビの名前だけは覚えておきましょう。






▼次へ アイ・ロボット投稿日:9月25日(土)


●アイ, ロボットみた

「クロウ」「ダークシティ」のアレックスプロヤス監督が描くアイザックアシモフ原案のSF映画。

さすがプロヤス監督。見事な映像美、哲学的ともいえる精神世界を独自の世界観の中で構築しています。彼の才能と実力はもっと評価されていいと思う。

しかしながら、あと一歩のエンターテイメントが足りない。テンポが緩いし、見易さという点がもう少し欲しい。例によってその映像は少し薄暗く、まったり感からかちょっと眠気を誘う。

簡単に言っちゃうと、未来で働くロボットたちが暴走していこうとするのを、いかに食い止めていくのか、という内容。

ロボットと人間。いかに互いの心を理解するか。アクションや展開もいいし、ドラえもん的な感動もあり、悪くはないのに、なぜか長く感じる。

ミステリアスでサスペンスチックでかなり工夫した脚本なんだけど何かが足りない。
見ていて疲れたのです。いい映画なんだけどね・・・


PS。ウィルスミスの鍛え上げられた肉体美(尻だしあり)は、男でも一瞬見ほれるので、マッチョ好き女の子には、目に栄養になるかも。別の意味でお勧めです。うふ。(シャワーシーンあり)






▼次へ スウィングガールズ投稿日:9月23日(木)


●スウィングガールズ 見た

よがった〜(笑)

もう予想どうりというか、結末まで大体内容がわかっちゃう「ウォーターボーイズ」の矢口監督作品。

高校生の女子たちが、ひょんなことからジャズバンドを結成し、音楽祭で演奏するまでの過程を面白おかしく描いています。

要するに「ウォーターボーイズ」と同じような展開。

ラスト。「ウォーターボーイズ」の超爆発的な高揚感には及ばないものの、わくわくする爽快感が得られて大満足。

「ウォータ〜」のときは、あまりに学芸会的な演出でちょいキツかったけど、「スウィングガールズ」では少し成長して、よりプロっぽい演出に感じました。

竹中直人も押さえ気味の演技で今回はよいです。
最初から最後までニヤニヤしながら見ることができ気持ちよく映画館から出ることが出来ました。

これは、大人から子供まで、家族でも友達とでも、みんなが楽しめる作品です!ちょーお勧め²

うむ。なんでこんなに誉めるかといいますと、
ええ、そうでござります。

主演の上野樹里ちゃんが、超〜かわゆいのです。
演技もよいです。いぐね?、いぐね?です。
出てくる女優さんも皆フレッシュでグー。

そして、大注目は、本仮屋ユイカちゃん♪
テレビ版セカチュ-で頑張ってましたが
ここでも存在感ある演技で光輝いておりました。
今後の活躍に大期待です!!!イヤッホゥ〜!!

って。

かわいい女子高生を見て興奮している
エロおやじか、オレは!!(笑)

ps。泥フェチマニアにもお勧めよん






▼次へ インファナルアフェア無間序曲投稿日:9月23日(木)


●インファナルアフェア〜無間序曲 みた

いやあこれは質が高い。
前評判がいいのも頷けます。

前作、インファナルアフェアを引き継いだ続編
は、時代をさかのぼって、若き日のラウとヤン
を描いてます。

昨今、雑な作りの映画は多いけど、
これは有無を言わさず胸高鳴るサスペンス。

よく言えば、ゴッドファーザー1・2を思わせる
叙事詩的雰囲気をも醸し出しております。

心理戦、駆け引き、人間関係。絶妙な緊張感。
ショッキングな場面がちりばめられ、予想できぬ展開にグイグイ引きこまれていきます。。

さらに。
個性派ぞろいの役者陣がよいのです。

特に警察署長を演じるのアンソニー・ウォンの深く熱い哀しみの演技に涙せずにはいられません。真の主役はこの人です。中年の魅力というか、宍戸錠的渋さ。

ただ、ラウ役のエディソン・チャンとヤン役のショーン・ユーが似ていて区別がつきにくかった。二人とも二枚目過ぎる。序盤はついていけない人も多いのでは?
当然前作はきっちり、みとかないといけません。


とにかくも第三部が非常に見たくなる、そうとうに次を期待させる映画でしたよ♪







▼次へ ヴィレッジ投稿日:9月13日(月)

●ヴィレッジ

なるほど。
テーマは愛だ。愛に満ちている。
そういう映画なのだと思う。

シャマランの映画にラストやオチを期待している人は多いけど、そういう人は、過大な期待をせぬほうがいい。「シックスセンス」のような強烈なるどんでん返しはない。

なぜ、わたしがシャマランのの映画が好きかといえば、どの映画も一貫して「愛」が描かれているからだ。一途な愛、優しさに満ちた愛、絶望的な愛、屈折した愛、信じる愛etc・・・

そしてその雰囲気が好きだ。
もやがかかって人の心を映し出してような映像美。

「サイン」など、話はアホみたいなもんだけど、そのストーリの中にちりばめられてある「愛」の描き方が好き。

ヒッチコック的手法の小手先の脅かしや、もったいぶったラスト、色を使った仕掛けも、私にはあまり興味がない。「愛の表現の仕方」、「雰囲気」が見ていて好きなのだ。

そして、こんなたいしたことない話が、きちんと商業的映画になり、見栄える映画になっちゃう、その監督の手腕は本当に感心する。

「ヴィレッジ」は他のシャマラン作品などと同様、「拍子抜けした」とか「なんかのパクリだ」的な感想もあると思う。

が、映画のなかに湧き出ている愛を受信できる感性があれば満足できるはずだ。

この映画から、せつなくも一途な愛、無防備な愛、人々の苦悩、愛を失う辛さを深く感じ取ることが出来るかどうかで、良し悪しが別れるのだろうと思う。







▼次へ DEEP BLUE投稿日:9月3日(土)

●「DEEP BLUE」みた


いるかが、いたーーーー!!!
魚が、飛んだーーーーー!!!
深海の様子に震撼ーーー!!!

な映画、なのです!


ざっばーんと映画館の座席に波飛沫がかかる。
目の前には海。海。海。の驚異的自然映像。
とにかく圧倒的、圧巻な海洋自然。
どうやって撮ったのか?

サメ視線で、獲物を捕らえる映像
海鳥が海で泳ぐ映像
シャチがあしかを弄ぶ映像
深海一万メートルの映像etc

これはNHKでやっているような環境番組
のようなものでもありますが、いや、しかし。
アクション映画をも凌ぐ、
壮大な自然が恵む生物ドラマなのです。

寝ちゃう人もいるかも知れませんが、わたしが初デートなら、この映画を見に行って勝負する。

見終わったあと、
海の見えるレストランへ行くってのはどう?
もう、その生態についてわーわーハ話たくなります。カップルなら寝なかったほうが(笑)、もうひとりに説明してあげるってのはどうでしょう。あまりにもオタクっぽい解説はアガペーズなんで注意ですが(謎笑

ん、だけれども。
シャチが・・。シャチがあ〜、もうねえ〜。
悪いやつなのです。
嫌いになりそう(笑)

残酷な食物連鎖の世界。
この弱肉強食の頂点に、人間がいるということも、
最後に少し考えさせてくれる映画だった。

まあ、な〜んにも考えず、前のほうに座って見る。
これがベストよ。

PS.ぺんぎんさんの大群には爆






▼次へ 釣りバカ日誌15投稿日:8月30日(月)

●釣りバカ日誌〜ハマちゃんに明日はない

面白かった〜。

とくに小津安二郎の「麦秋」とシンクロさせて
描いている江角マキコの悲哀の部分は、いい。
わかっちゃいるけど、ホロリとさせる。

いつも通りの浜ちゃんのおお呆けっぷり
も笑えるし、1000円だし、満足満足。

ここ数年の釣りバカの仲では1番いいんじゃない
かな。山田洋次の弟子、朝原監督も古きよき
時代のまんまの、古臭い映画感覚で撮っていて
それが好感もてる。

秋田らしい風景を巧く取り入れてもいて、趣き深く
情緒たっぷり。こういう映画は、好きだなあ






▼次へ バレエカンパニー投稿日:8月28日(土)

●バレエカンパニー

ロバートアルトマンの最新作。

前作、「ゴスフォードパーク」は一昨年のベストくらいな、私てきに超傑作な出来でしたので、こちらも期待してみました。おすぎも誉めていたこの作品。

バレエ劇団員の内幕を、得意の群像劇形式で描き、静かな余韻で、やさしく、淡々と映し出す。

面白いとか、感動するとかではないんですけど、
バレエの美しさ、人々の機微などがよかった。
いい感じの映画です。

相変わらず音楽もいいネ。
鑑賞するということばが、ふさわしい映画。
アルトマンの芸術作品。

公式BBSなどみると、バレエダンサーの個人的ファン、容姿、バレエの演技のみを目当てに見ている人多いんだなあ。熊哲みにいくようなものか。

おすぎの絶賛も、かっこいい男が出ているからなのかもね(笑)








▼次へ 誰も知らない投稿日:8月23日(月)


時間が経ってから
日にちを置いてから

公園にいる子供たち、コンビニのおにぎり、
道路のわきに残された土砂をみるたび
ずっしりと、心に返ってくる映画です。

●誰も知らない

決して好きな映画じゃないけど。
タテタカコの「宝石」という歌が流れたとき、
どうしても涙が止まらなかった。

子供の描き方が巧すぎて。

どうしようもできない、せつなさ。
かわいそう、なんて簡単にいえない。
これは、実話の映画化なんだ。


途方に・・・

途方にくれたら
どうなる?

本当に何もかも見失ったとき
どうしたらいいの?

彼が見つめていく先に
なにがあるのだろう


父親の違う子供が一緒に住み
母は子育てを放棄し
子供達だけで生きていく

そんなことはできるはずもないのに
行き着くところまで
やれるところまで

子供が考え付く論理で
それでも這いつくばって
生きていく

そこに
なにがあるだろうか

あの彼の行く先に
小さな光がさしているんだ
絶対にね

だってそうだろう?
生きているんだから・・・




見終わってから予告編を見ると泣けます

予告編
(movie 直file)





▼次へ マッハ!!!!!!!!投稿日:8月23日(月)

ター!!!!!!
なのか
サー!!!!!!
なのか
ヤー!!!!!
なのか

卓球の愛ちゃんの掛け声もビックリの。
ダチョウ倶楽部もビックリの。

それが、マッハ!!!!!!!!だ!
(なんのこっちゃ?)


●マッハ!!!!!!!!(ビックリマーク8コ)

見ました!
わがナキボー住人に圧倒的支持を得ている
この作品をようやく診ることが出来ました!

いやー、凄かったです、楽しかったです。
ジャッキーとかブルースリーとかとか組み合わせつつも、根底に流れる仏教の真髄。
さすがタイ映画!

本当に当たっちゃっているムエタイ格闘シーンなど、多分、間違いなく、けが人とか出ているんだろうけど、生理的なイヤ〜な痛みはないんだよね。
楽しいんです。すっきりとして。
最後のNGシーンも楽しくって。
懐かしい感じ。。

ジェットリー並のスピード。ジャッキーチェン級のアクロバットチェイス。ブルースリーを思い起こさせる格闘シーン。まさに息をつかせぬ迫力!!!!

っていっても巧く伝わらないね。見るしかないんだよね。殆ど喋らない主演男優のパフォーマンスは見る価値あり!

だから、アクション好きな人は、見なさい!
あと、ちょっと泣けるストーリーも、まる。


PS.でもでも。。
こういうの本当はケイン小杉あたりがやんなきゃね。日本映画で、これ以上のアクションやって欲しい。

誰か演出する人いないの?
なら、タイからこの監督よんで、もっともっと、ぶっとんだのをつくっって欲しい。中途半端なのじゃなくってね。








▼次へ 華氏911投稿日:8月21日(土)

●華氏911

む、む、むぅ。。
内容は別にしてこれは、・・・眠たい。

前半のインタビュー中心の構成部分、まわりの観客も、(深夜のオリンピック観戦のせいかもしれんが)結構寝ていた。

いびき複数。翻訳の読みにくさ、分かりにくさもあって、たしかにきつかった。

もちろん、ムーアのブッシュを再選させたくない心意気はよく伝わった。だが米国企業の関連とか、ブッシュ内閣のこととか、少し分かりにくかった。

ここらへんを知るには小林よしのりのゴー宣あたりをお勧めする。米国の問題点は、ゴーマニズム宣言かわしずむとかのほうが分かりやすい。


で。
面白かったことは、面白かったけど、エンターテインメント映画の出来としては「ボーリングフォーコロンバイン」に遠く及ばなかった。

「ボーリング〜」は映画としても傑作だった。
「華氏911」は、メッセージを伝えたい気持ちは素晴らしいが、映画としてはそれ程でもなかった。

期待しすぎると、肩透かしを食らうよ。

ただ、イラクとアルカイダはなんの繋がりがなかったこと、イラクを攻撃する理由が石油やブッシュ政権の個人的な繋がりのある企業の利益に結びついていることなど、知らない人はびっくりするのかもしれない。

わたしは知っていることばかりで、退屈してしまった。そしてちょっとまじめすぎた気がする。

それでも、3、4回、泣いた。

イラクの罪のない人々が死ぬさまをみれば、憤りを感じるよ。泣くよ。ブッシュが許せなくなるよ。
とにかく、ブッシュを信じ、盲信する無知なるアメリカ人は絶対みないといけない映画です。(勿論、小泉首相も!)

そして、だからこそ。
アメリカの軍隊の下部に組み入れられた自衛隊が、戦地に送られ、死に行く姿はみたくない。なぜこうなったのか。

知らされない事実の中に真実が隠されて、捏造された事実が巧妙に報道され、戦争に突き進んでいくのだ。


PS.国際情勢の裏を知るには、ここを毎日チェックせよ

軍事ジャーナリスト神浦さんのHP



参考までに。。

オンラインでも公開され、ペーパーバック版もベストセラーになっている「911テロ調査委員会最終報告書(911Commission Report)」で、キチンと「フセインと911テロは無関係」と発表されているにも関わらず、アメリカ国民の42%が「フセインは911テロに直接関係している」と回答(2004.9.11)している。このありさまです。



さらに。戦争する直接的原因の大量破壊兵器さえもなかったという結論が出ました。なんの為の戦争だったのか。アメリカのいう「民主主義」という商品の押し売りで、多くの人が死んでいった。

■大量破壊兵器・イラクに存在せず 米最終報告書

【ワシントン6日共同】イラクの大量破壊兵器の捜索を担当していた米調査団のドルファー団長は6日、2003年のイラク戦争開戦当時、イラク国内に大量破壊兵器は存在せず、核・化学・生物兵器を開発する具体的な計画もなかったと結論付けた報告書を議会に提出した。ブッシュ政権は戦争の大義にイラクの大量破壊兵器保有を挙げていた。(2004年10月6日nikkei)



なななんとマイケルムーアの1番好きなドキュメンタリー映画は「ゆきゆきて神軍」だってさ。なあるほど(笑)





▼次へ マインドゲーム投稿日:8月21日(土)


●マインドゲーム

人はなぜ生まれ、何のために生きているのだろう。
そして人はどこから来て、どこへ行くのだろう。

たとえば、ボールギャリコの「雪のひとひら」。
たとえば、日野日出志の「毒虫小僧」。
たとえば、「マトリックスレボリューションズ」。

などなど、そういう、普遍的な命題を主題にしている作品は多い。

「マインドゲーム」もちょっとそんなことを考えさせられる場面がある。基本的には、おバカアニメなんだけれどもね。深いといえば深い。

クレしんのアニメータ、湯浅氏が監督した斬新かつ奇想天外、いまだかつてない風のアニメ映画。かなーり、ぶっとんでます。はい。

ところどころで、実写風の画質がまざって、それが吉本芸人たちが演じている物語だということがわかって物語が進められて・・・

すけべ→追いかけっこ→母胎回避→人間の解放→すけべ・・というように?展開していくのです。

「生」という命題。
答えなんてない。
だけれど・・・
ただ、なにかに生かされているってことなのかなあ。
ただ、すけべだなってだけなのかなあ。

してして、わたくしが下した結論。
生きるってことは、よく、わからないことなのだ(笑





追記:生きているっていうこと

「生きているのは奇跡」。
生きているってことは死んでないってこと。

助かったって意味じゃなくて、なんのヒネリもない「当たり前」の意味、当たり前すぎて 当たり前のくせに当たった気でいたことがめちゃくちゃある。

だから今はこうなったことに感謝している。
これからも嬉しいこと嬉しくないことは同じくらい
あるだろうけど、生きてこそだ。楽しんでいこう。
生きているだけでボロもうけ。

★マンション九階からダイブし生還した窪塚洋介のメッセージから 8/20/2004




スペシャルBOX





▼次へ シュレック2投稿日:8月21日(土)

●シュレック2みた

シュレック1を見ていないのに見た。
これは、見てよかったと確実に思える作品でした。

物語は、子供も楽しめる、ふつーの感動アニメなんだけど、深読みすれば、大人かなりも楽しめる佳作なのです。

裏に隠されているほのめかしがずんずん伝わってきた。ディスニーを徹底的にコケにしているし、そこに映されている映像は、実は反体制の映画だ。

ねずみ(ミッキー)を食おうとしてまずいと吐き出すネコ。表面、体裁を重んじる大人たちをやさしく打ちのめして、ぶっとばす気概も好きだ。

ニモを抜いて、ETをも抜いて、アメリカではダントツの興行成績をとったことに少し安心した。これが、アメリカの良心なのだ。

表ズラ、表面だけを見てばかりではない。
お金だけではない。
そこに残るのは、結局は本物の「愛」なんだ。
単純な、分かりやすい家族愛じゃない。

あのキモイ緑色のクリーチャーは許せないけれど、
こりゃー、なかなかのもんですぜ。


って考えすぎかなあ(笑)

ツボ:ネコがいいいーーーー!!!のです。にゃん!!





▼次へ キングアーサー投稿日:8月4日(水)

●キングアーサー

黒田アーサー。

いえ、ただ言ってみたかっただけです(笑)
失礼しました。では映画の感想をば。

なんだかしょぼい。
壮大なスケールのはずが、全体的に小じんまりしているのです。LORingなど昨今の豪華大作を見すぎて、麻痺しているのかもしれませんが、戦闘シーンも迫力に欠けて感じました。

主演男優もいまいちオーラが感じられない。役所工事似の渋いいい男なんだけど、どうも物足りない。

仲間達が男気を発揮し浪花節的なところはジーンとくるんだけど、どうでしょう。見ていて少しだるかったです。

しかーし。
こういう映画でも見所をみつけるわたくし。
それは、そう。キーラナイトレイちゃん。
あごしゃくれ系のスレンダー美人。

もうねえ。
フェチ的コスプレとでも申しましょうか。
ある趣味の人にはそうとうエロいのではないでしょうか。最後の戦闘シーンは。

美しいお顔と体を薄ぎたなく汚し、その半裸の体にサラシみたいな布がボンテージよろしく彼女の胸にぎゅっと巻きついているんです。ぬおお〜。ハッスルハッスル。

でもって、アクションシーンが激しいので、その小さな布から胸(B地区)がはみ出さないか心配で心配で、もう見ていられませんでした。

・・・

嘘です。

目を皿のようにして見てしまいました。
ええ。そういうものです。男って。

だってそこしか見所なかったんだもん(笑)









▼次へ スパイダーマン2 投稿日:7月26日(木)


先生!微妙です。
MJが微妙なんです。
ヒロインのキルステンちゃんが微妙なんです!!!

ん〜にゃ。
わたくしは結構好き派ですよ。
一瞬、超美人に見える瞬間がたまりませんです(笑


●スパイダーマン2みた

あっしの評価、かなり高いです。
1よりも断然好き。
いろいろ脚本をひねくり返して考えた苦心の後が
見られるし、よく出来ていると思いますよ。

なんたってね、泣きましたもん♪
おば様の優しさやトビーの恋のせつなさ。
そして、列車のシーン。
誤解もされ、自分が孤独に戦っているなか
皆に抱えられるシーンは感涙もの。

「かれは間違いなく、人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人間だ」(ドラえもん「のび太の結婚前夜」)

見ていて、この言葉を思い出しました。彼はそういう奴なんだ。だから泣けるんです。この映画で泣けるなんて思わなかったので、いい意味で裏切ってくれました。

CGやアクションもよかった。
人間ドラマ、恋愛映画としても傑作でしょう。
個人的にはせつない恋愛部分が好き。最後の瓦礫の下での対面シーンは鳥肌ものでした。

トビーの葛藤と苦悩の演技も素晴らしかった。まさにはまり役。見てない人は、必ず1を見てから、みましょう。お勧めです。


PS.おおっ、続編の3に関根努が出演するという噂が!





参)ここ






▼次へ 箪笥 投稿日:7月26日(木)

●箪笥

韓国ホラー。

What?えっ?なに?
わかりません。なんだかわかりません。
はてなはてなはてな。

終わった瞬間そう思った。

途中のびっくりな展開も、
そこはよかったのよ。ちょっと泣けたし。

でも、そこからまたわからなくなって、あららら。
もうちょっとわからせてくれたらいいのに。
惜しいなあ。

ホラーだけど、ホラーじゃない。
お化けが出るけど、本質は人間ドラマ。
いいんだけど、、、惜しい。

だけど、雰囲気はよかったなあ。とっても。
映像や演出がよかった。しっとりとその雰囲気に酔いしれた。いうなれば、乙一の小説みたいな世界なんですよ。せつな悲しくて、薄ら怖くなる。

だから乙一の小説を映画化するなら
この監督さんあたりに撮ってもらいたいな。

^^^^^^^^^^^^^^^^^
いまいちわから無すぎたので
裏設定を検索
なるほどそういう見方をすればいいのか
うむふむ
そりゃわからんわなあ
深い設定が隠されているようです うむ

^^^^^^^^^^^^^^^^^^






▼次へ 69投稿日:7月26日(木)

●69

これ、ばかばかしくって好き。
高校時代の悪乗り。はちゃめちゃな行動。
覚えアルアル。人を傷つけるのではなくって
暴発したいだけ。もてたいだけ。

学校に逆らうために、全校生徒あつめて
アジったり。校則を改正するため
先生と交渉したり、立てこもったり。

青春は爆発だ!

って、な〜んにも残らない映画だけど
全速力の等身大の60年代の学生の物語。


妻夫木くん、いいよ。いいね。
脳天気で明るいキャラがとってもいいね。
いきいきしている。

たいしたことないけれど、にやりと
笑って映画館を出られるライトなバカ映画だね。

時間潰しには最適!(笑







▼次へ 海猿投稿日:7月10日(土)

●海猿

踊る大捜査線のスタッフが作ったフジテレビ製作の感動映画。

全海上保安官のうち、わずか1%しかなれないという海難救助の最前線を目指し、若き保安官が厳しい研修に臨む。そこに集った若者達が人間的に徐々に成長していく。

物語的には「愛と青春の旅立ち」ですね。鬼軍曹あり、恋あり、挫折あり、忍耐あり、と予想どうりに進みます。伊藤英明と加藤あいちゃんのロマンスもあって。

良く出来た二時間ドラマっぽくて悪くないんですよ。でも筋が読めすぎちゃったかな。わたしには、ちょっとあわなかったなぁ。全般的には。

それでも回りの反応はかなりよくて、途中から結構泣いている人いた。あっしは少ししらけてみていました。

んが、ラスト10分くらい。油断していました。ああ、こんなところで「今を生きる」をもってきやがった。こういう展開にわたしは弱いのです。うるうる。

はい。最後がよかったので、よしとしましょう。というか、エンドロール後、続編の予告があって、そっちの話のほうが面白そうじゃん。

ps、他のサイトなどみると、かなり評判いいので多くの人にお勧めです。わたくしがあんまりのれなかっただけのようです。






▼次へ デイアフタートゥモロー投稿日:7月10日(土)

●デイアフタートゥモロー

お約束。あのインデペンデンスデイの監督です。CG満載のハリウッド映画。地球が急速に氷河期になっちゃって、親と子が別れ別れになって、再会できるのかできないのか、っていう、狙い済ました荒唐無稽なお話であります。やりすぎちゃうんか、エミリッヒ君。

サバイバルだそ〜!ごら〜!ざっば〜ん。どばー。きゅるきゅるきゅる。がるるる〜、どぼーん、やたーー、っていう感じなのであります。

要は、地球を脅かす大変な事態が起こって、いっぱい人が死んで、まさかという人が犠牲になって、最後は苦労が報われてハッピーエンド的な「ID4」「アルマゲドドン」「ザコア」「ディープインパクト」と同じ展開なのであります。お約束映画です。こういうお話が好きならお勧めです。

しかしまあ、真夏のあついときに地球が冷える映画はとってもいいです。わたくしが見た映画館は氷河期になったとき本当に冷えてきましたからね。これまじです。寒かったです。スクリーン冷え冷え。真夏日にお勧め。

そういえば天気予報をはずしてよく木村太郎さんに叱られている、石原よしずみさんがこの映画をお勧めしていたのも気になりました(笑








▼次へ スターシップトゥルーパーズ2投稿日:7月10日(土)


●スターシップトゥルパーズ

うむふむ。わりといいじゃない。思ったよりも。
低予算・B級・ターミネーター1的安っぽさ。そんな感じで頑張っていました。


前半30分は退屈でしょうがなかったんですけれども、後半にはいって、良く出来た密室劇サスペンスが成立しました。

映画「エイリアン」の中の1エピソードのようでもあり、ちょっとありがちな話のような気もしました。でもこの監督の演出、なかなか巧いと思う。つぎに期待したいところ。大作をまかされて、脚本がよければそこそこやりそうです。

特筆。主演の男性がカッコいい。
アクションの出来るマッチョショーンコネリー風。
このオヤジ、要チェキラです。

前作のバーホベン的、カッ飛んだアクション、微妙なるエロを期待すると、ちょっと違いかなって感じかもです。












▼次へ ブラザーフット投稿日:6月30日(水)

●ブラザーフッドみた

「シュリ」のカンジェキュ監督。
韓国の戦争映画。

朝鮮戦争の悲劇。戦争に兄弟ともども巻き込まれ、兄は弟を守ろうと、弟は兄の背中を追い、必死に生きようとする。その結末とは・・・。


容赦なかった。
戦場に行くということ。
あたりまえのように血みどろの人が転がって
脳みそが飛び散り、傷口には蛆がわく。

そうした戦闘シーン、残酷シーンが
半分くらい占めている、そういう映画だ。

眼を背けたくなる映像の裏に
苦悩に満ちた兄弟愛が描かれていく。

少しは泣けたが、ドラマ的にはどうだろう。
北と南、兄と弟をなぞらえているのかな。

見所は生々しい戦場のシーンとチャンドンゴンの存在感のある演技。ウォンビンのアイドル的美しさ。

リアルで濃厚な戦闘シーンに関してのみ言えば、嫌なものを見てしまったという感想しか浮かばなかった。

しかし一方でこのような地獄絵図が、今現実どこかで起こっているのことなのだと改めて考えさせられた。どんなに理想を行っても戦争はなくならない。

だから私の中で、この映画はすっきりは終わらない。

戦争とは人を殺す、狂気を作り出していく、
悲惨で、決してあってはならないものである。
なにがあってもそれを起こさないことが
国家としての最優先事項である。

いろいろなことが、もやもやと頭の中に渦巻きながら、眉間に皺を寄せ、映画館を出た。





(2004年前半)

     HOME メール



SEO対策 ショッピングカート レンタルサーバー /テキスト広告 アクセス解析 無料ホームページ 掲示板 ブログ